About Silver925/シルバーについて




シルバー925/スターリングシルバーについて

シルバー925は、欧米ではスターリングシルバー/STERLING SILVERと呼ばれています。STERLINGとは「価値ある」「本物」といった意味を持ち高品質のあかしとされています。日本でもシルバー925=「純銀」と見なされています。 「925」とは、貴金属の品位を表す単位として使われる1000分率で、925が純銀であるという意味です。全体の92.5%にシルバーが含まれているこ とを意味します。 なぜ、100%で作らないかというと、100%純銀の場合、柔らかすぎで、加工が難しくなるために、銅などを入れています。 そこで銅などの他の金属を混ぜて合金にして強度を強くし、アクセサリーとして使えるようにしています。 割金することにより優れた性質になり、ジュエリーとしての硬度を保ち、より美しく輝かせる貴金属になります。 シルバー925はスターリングシルバーともよばれ、現在のシルバーアクセサリーの主流となっています。 金属の中で最も可視光線の反射率が高く(反射率は90%、赤外線は98%を反射します)、 研磨することによってプラチナよりも強い輝きを出すことができます。


シルバーの特性
シルバーアクセサリーは大気に触れているだけ硫化を起こしてしまうので、身に付けていたり、机の上に置いておいたりするだけで 少しずつ輝きを失うとともに、変色をしていってしまいます。 空気中に微量にある硫化物と銀が反応して、硫化銀という黒い物質が表面を膜のように覆ってきます。シルバークリーナーなどで簡単に落とすことができます。また加工時(ロウ付け)のさいに熱により銅が銀と分離してシミのように表面に浮いてくる場合もあります。


燻し銀銀について
硫化した黒いシルバーアクセサリーはよくは見えませんが、あえて硫化を利用し、この黒く加工することを 燻し銀銀加工といいます。 凹凸部分を利用し燻し銀加工すろことにより立体感のあるシルバーアクセサリーに変身します! ハード系アクセサリーやインディアンジュエリーなどでがその例です!


シルバーのお手入れ方法
1.ポリッシュクロスで
一番お手軽なのはクロスを使ったお手入れです。 軽く磨いているだけでもだいぶ違ってきますので、微粒子の研磨剤が含まれた銀製品専用の磨き布。 磨くことで 研磨剤の力で表面の黒ずみが見事になくなって、ピカピカに輝きます。

2.シルバークリーナーで
液体タイプのシルバークリーナー。 研磨剤で削り取るのではなく、硫化被膜を還元反応によって溶かす。

3.重曹で
水と重曹と布を準備。水を加えてペースト状にした重曹をアクセサリーに直接つけて指でこする(指に黒くなったものがこびりつきますので覚悟を!)。重曹+水で発生する炭酸が汚れを浮かし、シルバーアクセサリーをやさしい粒子で研磨します。こすった後は水洗いし、乾いた柔らかい布で拭いて磨きあげ、乾燥させます。

4.練り歯磨で
練り歯磨きは、界面活性剤や研磨剤の類が含まれペースト状なので、そのままシルバーのお手入れに使えます。順序は重層と同じ。細かい部分は歯ブラシを使って。



シルバー製品の保管方法
シルバーのアクセサリーを保管する方法で一般的に言われているのは、ラップや密封パックで密閉してしまい空気を遮断、また他の硫黄成分が含まれている物触れないようにするのが一番です。


シルバーと金属アレルギーについて
シルバー=銀=Agという金属は、 金やプラチナと並び、金属アレルギーになりにくい金属です。直接身につけるアクセサリーにとっては安全な素材となります。


銀相場について
金と並び貴金属や工業用素材として広く使用されることから、投資の対象になっています。時には、投機的な資金が流入して相場価格が乱高下することがあります。基本的には金などの貴金属と連動して価格が決まる傾向にあります。銀の値段も世界的な需要より高騰傾向にあります。その時の価格相場や為替などにより価格の変動があります。その点にご理解をお願いします。